希望
写真好きな弟は時々上海から離れて、中国の内陸部に「摄影采风」へ行きます。中国語「采风」の原意は「民謡(風俗·動行)を収集して回る」という意味で、「摄影」は写真という意味です。つまり、良い写真素材を収集するために、色んな所を回るということです。この写真は、中国田舎に良く見られる風景の一つだと思います。
辺鄙な村に住んでいる子供たちは、学校施設が不足のため、天気が良い時、皆外で授業を行われます。異なる歳の生徒が、同じ先生に習っています。授業の内容も低学年から高学年まで順番にやっています。
眩しい日差しの下で、背向けで本を読んでいる子供たちは、幼い顔に真剣の表情、前に長く伸びている影から、知識に対する欲求が鮮やかな画に変え、物質の貧しさと精神的な充実を対照的になり、見る人に強烈な印象を与えました。
写真のタイトルは「希望」です。「希望」という言葉は、中国語と日本語が漢字も意味も同じです。経済が著しく発展してきた中国には、貧しいところがまだまだたくさんあります。地域間格差が拡大している一方、農村の教育も厳しい現実に直面しています。そのため、中国政府が「希望工程」という貧困児童就学援助プロジェクトを10年前から始めました。しかし、広い中国には、写真のように、明るい教室に授業を受けたい子供たちがまだ大勢にいます。貧乏を無くすのは、短期間でできる事ではないかもしれない、しかし待ってられない子供の未来に、教育は一日でも無駄できない。なぜなら全ての子供は中国の希望であるから。
by meihaojp
| 2009-10-30 18:02
| 写真